弁理士を取り巻く状況の変化

投稿日時 : 2017-10-17 16:06:44

いわゆる士業全般にいえることですが、弁理士の試験は非常に難しく司法試験に次ぐ難易度ともいわれています。こうして難関の弁理士試験に合格し、無事に資格を取得できても実際にこの仕事で活躍できるかどうかはその後の個人の努力次第ではないでしょうか。

かつては弁理士は安定した職業として知られていましたが、最難関とされている司法試験に合格した弁護士でさえ就職難といわれている昨今、弁理士も例外ではなくなってきているようです。国内における特許出願件数はここしばらく年々漸減傾向にあり、弁理士を取り巻く状況は決して明るいことばかりではありません。

ただその一方で国際出願件数はおおむね増加傾向にあり、国際出願に対するニーズは今後も高まっていくと考えられます。こうした状況の背景には国内の経済が縮小傾向にあり、ビジネスの活路を海外に求める企業が増加していることが考えられます。

弁理士は資格取得まで確かに大変ですが、試験に合格してもそれで満足することなく、時代のニーズに応じて柔軟に対応できるよう更なる精進を続けていく必要があるでしょう。